2009年1月21日水曜日

白石康次郎 新春講演会

ヨットの最年少単独世界一周で有名な、白石康次郎さんの講演会を聞いてきた。

演題:『逆境に打ち勝ち、勝利を掴め!』

ヨットに乗っている人は、優雅、お金持ち、才能があるなど、一般の人とは別のイメージを受けるが、白石さんはどちらかと言えば貧乏で、特別な才能が有るわけでもない普通の人だった。一般の人と違うのは、子どもの頃の『この海を越えてみたい』という夢を実現するためにひたすら進むことだ。

水産高校に通っている時にヨットの世界一周レースで日本人が優勝したことを知り、弟子入りを決意し無給でヨットの構造の勉強をする。
師匠である多田雄幸さんが2回目のレースで不幸にもリタイアした後で、ヨットを自分で修理して、世界一周レースに臨む。2回の失敗の後、1994年に史上最年少ヨット単独無寄港世界一周を達成した。

今回の講演会では、飾らない自然な語り口で自分の子ども時代のことから師匠との出会いレースのことなど大変面白かった。
自分の夢に向かい全力で向かっていく凄い人だ!

下記の話が特に印象に残った。

『単独でヨットを操るには、同時に2つは出来ない。良い決断をするためにあるがままを見る必要がある。心が曇っていたら見えない。』

『自然は変化の中にあり人間の都合では、どうにもならないことがある。文句を言っても仕方ない。今、目の前にあることに集中して出来ることをする。』

『世の中は厳しい、変化に対応できること、早期に発見して、じっくり行動する。』

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