2008年3月15日土曜日

職人力 読み終わり

日本のものづくりを支える中小工業の職人の技と仕事に対する思いが纏められている。
三鷹光器の入社試験は、模型飛行機を作り飛ばしたり電球をスケッチすることで、頭脳よりも観察力や表現力、手の技を優先させているそうで大企業とは違ってものづくりを楽しむ人材を求めている。

今までの日本は良いものを安く大量に作ることで発展してきたが、中国などの安い製品に置き換わりつつある。
ハイテク化で進み生活が便利になったことの反動から、個性的、多様化しており、現代人に受け入れられるためには、ニーズにあったものを創造できることがますます重要になってくる。

下記の一文はものに対する考え方をよく表している。

ものは形や機能だけで人をひきつけるのではなく、それにまつわるたくさんの人の手や思いや作られる過程で起きた、さまざまな出来事が染み込んで人に幸福感を与える存在になっていく。

職人力

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