亡命に憧れる主人公の生活を描いた作品。
北海道にミグ25で亡命した、ソ連のべレンコと自分を比較しながら平凡な日常から抜け出すことを考えている。今の自分の生活はどうだろう?
下記の文章が印象的だった。
人は誰も一度は平凡な日々からの離脱を夢見る。知能ある人間にとって、それは極めて当たり前の行為であり人間の人間たる所為なのだ。満足しきった人間は、死を待つしかない。
クラウディ
飼っている猫(モコ、ラム、ウッシー、モンチー)のことや自然体験活動、読んだ本の感想、科学関係の話題などを気ままに書いています。
亡命に憧れる主人公の生活を描いた作品。
北海道にミグ25で亡命した、ソ連のべレンコと自分を比較しながら平凡な日常から抜け出すことを考えている。今の自分の生活はどうだろう?
下記の文章が印象的だった。
人は誰も一度は平凡な日々からの離脱を夢見る。知能ある人間にとって、それは極めて当たり前の行為であり人間の人間たる所為なのだ。満足しきった人間は、死を待つしかない。
マイクロソフトによるヤフーの買収の話題が盛んに報じられているので読んでみた。
2005年の本なので内容が古くて、ライブドア(堀江貴文の逮捕前)の勢力拡大が予想されているが、グーグルのことは何も書かれていない。
インターネット関連の業界に限らず、他社に真似できない独自の戦略を持っている企業が勝ち残っている。必死になって考え実行した者は生き残り、何もしなかった者は消え去る。
ビル・ゲイツの格言はこの状況を良くあらわしている。
「泳げない奴は沈めばいい」
全く泳げない者が海に突き落とされたら、泳がずに沈んでいくか自力で泳ぐかのどちらかしかない。
長編の推理小説と思い読み始めたが全く別物だった。
内容は医者の息子として生まれ恵まれた生活をしていた主人公が、ある時から両親の離婚、借金と小学生時代の同級生に騙され何度も痛い目を味わいながら生活してゆく様子が描かれている。
騙されるたびに殺意を持つが寸前で思いとどまる。
詐欺の手口や人を騙す場面などは、余り気持ちの良いものではないが不思議と先が読みたくなる。
作者の力量によるものだろうか?
殺人の門
赤城青少年交流の家からの依頼でスノーシューを行う予定だったが、昨日からの寒波による強風のため中止になった。
当初は雪があるか心配されたが、あたり一面雪だらけ!!
道の駅まで行って引き返してきた。
車から外に出ることが困難なほどの強い風なのでしかたない。
(この風じゃあ、笑うしかないよっ。ハハハッ?!)
ラベル: 写真, 緑のインタープリター
電源キーを押しても何も起こらない、電源を切りたくてもファンが回っているだけで何も出来ない。
仕方ないのでバッテリーを外して強制的に電源を切った。
試しに超漢字で立ち上げると何事も無かったように起動する。(超漢字では今まで起動できないことや何も操作出来なくなる事態は一度も無い)
最近マイクロソフトがOSやソフトの内部情報を公開するとの発表があった。
Windowsはアップデートする度に使い方が変わるが、必要ない変更ならないほうがありがたい。
ネコを飼っていると「何でこんなことをするのだろうか?」と度々思うことがある。
この作者も同様な疑問を持ち自分なりに考えたことが纏められている。
タイトルにある雨の日にネコが寝てばかりいるのは、獲物が出てこないので狩が出来ずに無駄な体力を使わなくて済むように眠くなるのだそうだ。
冬に食べ物が無くなり冬眠するのと同じことか。
雨の日のネコはとことん眠い
mokkoの腕時計はHAMILTONのKhaki Mechanicalという古いタイプの時計だ。(ハミルトン カーキー メカニカル:米国)今どき珍しい手動式なので毎日ネジを巻く必要がある。ミリタリータイプだが、見た目よりもずっと繊細だ。時間が狂いやすく定期的なメンテナンスが必要で手がかかるとこが気に入っている。
最近またベルトが痛んできたので交換しなければならない。
ベルト交換には安いクオーツ時計が買えるくらいの値段になるが、買い換えるつもりは無い。
毎朝、挽きたてのコーヒーを飲みながら竜頭を回し時間を合わせる楽しみが無くなってしまうじゃないか。
不便を楽しむのが面白いだから。
それに何もしなくても正確で狂わないなんて気持ち悪いよっ。
現代暗号を中心に書かれている。内容が元々難しいのに説明が不十分なので分からないことが多い。暗号につい詳しく調べるには別の本で調べる必要がある。この本で分かったのは、暗号の説明で度々出てくる、アリスやボブのことくらいだ。
暗号がわかる本 (なるほどナットク!)
「○○でさぁ」「○○だったなぁ」と独特の語り口で、貧乏だった自分の子供時代の思い出が纏められている。お金が無い時代だったので単純な遊びも強烈な印象に残っている様子がハッキリ伝わってくる。
あとがきに「いつまでもガキの感性をもって」とあるがこの人は、ほんと何時までたっても子供のままなんだと感じさせる。他の作品も読んでみたい。
たけしくん、ハイ!
サンデンフォレストで春の息吹をテーマにネイチャーゲームを行った。
(参加者・・・子供:15人、大人:11人 スタッフ:5人)
はじめまして、ノーズ、色いくつ、フィールドビンゴを行った。
この日は晴れていたが赤城山からの風が強く寒い日だった。
ノーズの後にフクロウとカラス、目かくしイモムシを行う予定だったが、余りに寒いのでDAN-COYA(ダンコヤという家)にて暖をとるための休憩を入れてアクティビティの変更を行った。
慌しくて残念であったが参加者は楽しそうだった。
最後まで犯人が明確にされない推理小説。話の内容は3角関係のもつれから女性が自殺したのを疑問に持った兄が独自に調べて他殺として真犯人を推理するもの。
男女2人のどちらが真犯人か論理的に推理していくが、決定的な証拠ではなく話の展開に無理がある。少し考えれば犯人は簡単に分かるが状況から考えると2人の共犯であるとするのが一番自然だと思う。
都合良く話が二転三転していてハラハラする場面が無いため面白みにかける。
少し前に同様に犯人が示されない「私が彼を殺した」を読んだ。「私が・・・」は容疑者が3人で「どちらかが・・・」は2人になっている。2つの小説ではストーリー、推理の内容ともに「私が・・」のほうが優れている。
どちらかが彼女を殺した
次回のトムソーヤ・キッズくらぶ(お楽しみ講座)では、雪のために参加者が集まらず中止になった光の科学を行うらしい。
mokkoは「お楽しみ講座」の担当ではないが準備は進めておこう。
(3月2日は既に別の予定が入っているので調整が必要・・・)
実施する内容としたらこのくらいか?
1、偏光板を使ったブラックウオール実験
2、偏光板の工作
3、光弾性の実験
4、ガラスと水晶の見分け方
5、液晶TVの動作原理説明
前回、スタッフの間で液晶とイカについて話題になったので書いておく
ThinkPadの液晶に食べ物の 'イカ' を使用しているかイカ-Wikipediaより引用
液晶 - 初期はイカの内臓の一部から作られていた。現在日本で用いられているものはほとんど化学的に合成されたものである。
ラベル: トムソーヤ・キッズくらぶ, 科学
中堅の女性版画家と才能ある若き映像作家、複数の愛人を持つ画商、人工授精で生まれ異常な愛情のキュレータと一般には余りなじみの無い職業の人たちの恋愛小説。タイトルである「眠れぬ真珠」の意味は作品終了近くの「女はダイヤモンドとパールに別れる」以降にならないと分からない。アーチストの作品に対する想いや恋愛が旨くミックスされている。一般人には関係ない恋愛小説を読んでみるのもたまにはいい。
眠れぬ真珠
暫く前に映画化された「電車男」がテレビ放映されたのを見て、話の展開に疑問があったので本を読んでみた。書籍では2ちゃんねる独特の書き方(わざと文字変換を間違って書いてある)なので最初は読みにくかったが、ストーリーは単純なので慣れてしまえば簡単に読める。電車男とスレの住人たちの会話がリアルタイムで進行していくので、電車男とエルメスの恋の行方に思わず引き込まれてしまう。
インターネットが登場して、恋愛の相談をするのに親友に会って話をするのではなく、掲示板をつかい見知らぬ人にアドバイスを受けるところなどは時代を反映していると思う。(手っ取り早く情報を集める)
映画ではキーボードで文章をタイプするのが不自然で気になる(まともに文章を入力していない)のとストーリー展開に無理があり現実ではあり得ないこととして見ていたが、本ではそれらが無いのでより面白かった。
電車男
強盗殺人犯の弟が、進学や恋愛、就職など自分の幸せを手に入れようとするたびに「犯罪者の弟」として扱われ、苦悩しながら生活をしていく様子が書かれている。大変重い内容ではあるが話にぶれが無いので読みやすい。また獄中の兄から送られてくる「手紙」(本のタイトル)や、ビートルズの「イマジン」の曲が話の中で重要なアイテムとして使われている。
犯罪が起こると犯人や被害者について考える事は多いが、被害者の家族については気にしたことは無かった。今の自分の生活には関係ない内容ではあるが、考えさせられることは多い。
いかに普通の平凡な日常が幸せであるかを実感する。たまにはこの様な作品を読むことも重要である。
手紙
家の電話とインターネットが使えなくなった。当然メールも使えない。
光通信の高速通信環境は非常に便利だったが、余りに依存しすぎると何も出来なくなってしまう。
NTTの故障サポートに連絡したいが、音声ガイダンスにて『後ほど連絡するので名前と症状を録音してほしい』との指示が繰り返されるだけでオペレータにつながらない。丸一日以上待ったが連絡が無くサポートにも繋がらない。
音声ガイダンスは『只今大変込み合っているので暫くお待ちください』の内容が繰り返された後で前日と同じく『症状を録音してほしい』になってしまう。(雪が降ったのでトラブルの問い合わせが多いのか?)
埒が明かないので、NTTの申し込み受付の番号にかけるとコール2回ですぐにオペレータが出た。(余りにあっけなく電話に出たので驚いてしまった。)昨日からのことを伝えると、暫くして故障サポートから連絡があり無事に問題解決した。
故障サポートの対応内容は申し分ないが、音声ガイダンスは何のためにあるか謎。というより対応時間内に故障修理の問い合わせに連絡できないことが不思議だ。
科学者の生涯は有名になってもお金では苦労するのが多いが、ガリレオも同じだったようだ。ガリレオが望遠鏡を作って天体観測をして木星の衛星を発見した話は有名だが、望遠鏡(天文学の発見でさえも)を科学とは無縁な有力者に献上して庇護者を絶えず求めていたことは始めて知った。
宗教裁判に限らずこの時代に自分の発見したこと発表するのは、非常に困難だったことが思い知らされる。
ガリレオ
前日に雪が降り道に雪が残る寒い日だったので参加者はなく今日のトムソーヤ・キッズくらぶは中止になった。
このためスタッフだけで偏光板を使い液晶TVの原理、光弾性、水晶玉とガラスの見分け方を説明する実験の準備を行った。
今日予定していた内容は、機会あれば行いたいと思う。
(今のところ計画なしなので、ブログで紹介するか?)
ラベル: トムソーヤ・キッズくらぶ, 科学, 工作
簡単に読める本を探していてこの本を手に取った。俵万智のベストセラーなので有名ではあるが、いままでこの手の本は読んだことが無かった。口語短歌の五七五七七の定型リズムなので非常に読みやすい。また、内容が身近なことなのも良いと思う。
下記の短歌が一番気に入った。
「嫁さんになれよ」ってカンチューハイ二本で言ってしまっていいの
ゲッチョ先生こと盛口満先生が、子供たち(中学生)が見つけてくる変わった昆虫について名前や特徴を教える話が80話ほどまとめられている。登場する昆虫は「カメムシ」「ゴキブリ」「クモ」など良く見かけるものが多く、綺麗な昆虫ではなく気持ち悪いものがほとんどだ。「へぇ-」と思う話が多いが苦手なタイプの昆虫の話が多いので、実物を見たいとは思わない。
タマムシが桜の葉を食べさせてしばらく飼えることは知らなかった。
教えてゲッチョ先生!昆虫の?が!になる本
喜多嶋隆の小説で出張の帰りに読んだ。アワビやサザエを密猟する少女が海辺のバーでアルバイトをはじめ。そこのマスターがかっては作家だったことを知り、やがて恋に落ちていく青春ロマン。最後には意外な結末が待っている。
海の情景や登場人物の設定が明確なので読みやすく一気に読み終えた。
8月のカモメたち
他人の10倍も仕事をするのは「才能の問題ではなくやり方の問題」だと言い切っている。
確かに普通にしていたら不可能と思えることでもやり方によっては出来ることはたくさんある。考える習慣を付け、普段から推論の訓練をしておくことは重要。また知識が多いほどさまざまな形で推論が可能になる。
「時間ではなく量で目標を立てる」という考えにはなるほどと思った。
この本は参考になることはたくさんあったが、実行できなければ意味が無い。
他人の10倍仕事をこなす私の習慣
身の回りの話題、からだのこと、動植物の驚愕、地球の意外などの章でチョットした科学のことを1項目を1ページで説明したもので、人に話したくなることがたくさんある。
時間つぶしの雑学知識として読むのに良い。
発想のタネになる科学の本
群馬県緑のインタープリターの定例打ち合わせの時にmokkoが講師で簡単な木工作を行った。
シナベニア板を糸ノコギリで動物の形に切り取り、焼きコテで焦げ目を付けてクリップを付けるだけの簡単な工作だがみんな楽しそうに作っていた。
ラベル: 工作, 緑のインタープリター
出張したとき読む本が終わってしまい、直木賞受賞の文字が目に入ったので買た。作者の奥田英朗の作品を読むのは初めてだ。この本は短編なのとストーリーが面白いので大変読みやすい。
伊良部精神病院にくるのは飛べなくなったサーカスの空中ブランコ乗り、尖ったものが怖いヤクザなど思わず笑ってしまう。精神病院でありながら笑いがあるのが面白い、何より伊良部院長自身が一番笑える。
空中ブランコ
最近さかんにユビキタスという言葉が使われるがその内容がどんなものかわからないので読んでみた。
この本は20人以上の専門家がこれからの情報社会がどうなるか(どうしなければならないか)を纏めたもの。読み終えても今後どうなるかはサッパリ判らない?それぞれの執筆者が同じようなこと問題点を繰り返しているだけで、具体的に何を何時するかが全くわからない。
書いている人のほとんどが大学教授でビジネスセンスの無いのが原因ではないだろうか?
この本で唯一共感できるのは下記の内容だけだ。
情報というものは一見たくさんあればあるほど良いように思えるが、そのなかから自分が必要な情報やサービスを選ぶところまでシステムがやってくれないと実際には使えないのと同じことになってしまう。ユビキタスでつくる情報社会基盤
mokkoは自宅では超漢字というとってもマイナーなOSを使ってる。
理由は自分で文章を書いたり管理するのが圧倒的に便利なため。このOSはローマ字入力が使いにくいので「キー配列」を独自の配列にして「かな入力」している。断然文字入力が早くできるのと指の動きに無理がないので疲れが少ない。(ローマ字入力はキーボードを見ないと出来ないため目や首も疲れる。)親指ヒュンQというソフトを使うとWindowsでも文字の入れ替えが出来ることを知った。少し使ってみたが親指シフトの感覚が違うのでタイプミスが多くなってしまう。
設定をいじって使いやすくしてみたい。
mokkoは片づけが苦手だ。というよりも自分で使いやすければよいので特に片づけをしたいと思わない。
散かし屋はだらしないと思われがちだが「長所に目を向けて良い点を自分の強さを自覚する」とあるように、この本は片付けるためのノウハウではなく、もっと広いことまで含めて「なぜ問題が起こっているか、どう解決するか」について書かれている。
「散かし屋は天才!」こう考えると面白い。
頭のいい人の片づけ方