2008年2月12日火曜日

手紙 読み終わり

強盗殺人犯の弟が、進学や恋愛、就職など自分の幸せを手に入れようとするたびに「犯罪者の弟」として扱われ、苦悩しながら生活をしていく様子が書かれている。大変重い内容ではあるが話にぶれが無いので読みやすい。また獄中の兄から送られてくる「手紙」(本のタイトル)や、ビートルズの「イマジン」の曲が話の中で重要なアイテムとして使われている。

犯罪が起こると犯人や被害者について考える事は多いが、被害者の家族については気にしたことは無かった。今の自分の生活には関係ない内容ではあるが、考えさせられることは多い。
いかに普通の平凡な日常が幸せであるかを実感する。たまにはこの様な作品を読むことも重要である。

手紙

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