高崎市文化会館に野口健のチャリティー講演会を聞きに行って来た。
18:30分に開演なので、早めに会場に向かい18時前には着いたのだが、既に開演を待つ人の行列が出来ていた。(全席自由)
列に並んでいて『何か周りの人の平均年齢が高いな~、これ知らない人が見たら絶対に老人会の集まりと勘違いするなぁ~』と思いながら待っていた。
やっと開場になり、ホール中央の通路脇の席に座って始まるのを待っていた。
開演までに時間があるので、本を読みながら待っていようとしたら、2つ離れた席に座っているお年寄りが、くだらない話をしている。
『ちっ!、まじかよっ』
耳が遠いのか「どこどこの、何とかさんは○○したみたいだぁいね~」みたいなワケの分からん話を大声でしている。
『そんなこと、知るか、静かにしろ!』と思っていたら、このオッサン顔が広いと見えて、数人が挨拶に来る。
「いや~、何とかさんも来ていたのですか」などmokkoの頭越しに会話している。(mokkoの席は通路の隣)
そんなことをしているうちに、やっと講演会が始まった。
最初に、野口さんの活動を紹介したDVDが上映され、その中のチベットでの生活やシェルパ基金、清掃登山などについて、大変に面白いお話を聞かせていただいた。
実際にエベレストに登頂するような極限状態での人間の心理や体調についてのお話は、映像などでは気がつかない説得力がある。
演題は「富士山から日本を救え」となっていたので、てっきり富士山の清掃活動と環境問題の話をされるのだと思っていたが、そうではなくて、始めるまでの登山活動の話が中心で、話が盛り上がり富士山のことは最後に少ししただけだった。
あまり環境問題に興味が無い人に対しては、今回のように誰でもわかる、エベレスト登頂の苦労話やゴミに対する外国人からの指摘などから話をするのが良いのかもしれない。
今回の講演会では、得るものが多く大変貴重だった。
特に次のお話が印象的だった。
「環境問題と冒険の本質は同じ、途中で諦めたら絶対に登頂は出来ない。一気に登れば高山病で確実に死んでしまう。無理して頂上に立つことは成功ではなく、登頂してから無事に下山するのが成功したことになる」
2008年9月17日水曜日
野口健 講演会
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